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野見山暁治展

銀座のフタバ画廊で行われている「野見山暁治展」を鑑賞してきました。 狭い階段を下りて地下の画廊へ入ろうとすると、先に1人初老の男性がいました。 なんとご本人!野見山さん! なんとなく予想はしていたのですが、ほんとうにいらっしゃるとは。 とまどいました。 以前、東京近代美術館で作品を観たときから、ずっと憧れに近い気持ちで野見山さんの作品を見てきました。私の感性にぴったり。正直にいえば「まずい」とおもいました。私が描きたいと思った絵がそこにあったからです。 声をかけることもできず、 じーーーっくりと作品を鑑賞しました。 やはり思った通り。 筆遣い、色遣い、そして宮木先生と同じように、ここにも軽やかさ。 若い頃にありがちな、同じスタイルを保って描くというよりは同じスピリットを持って描かれています。 本物の絵。誠実な画家。 そういったものを感じられるのは、単にお年を重ねたからではなく、常に絵に「向かう」ではなく、自然に「ともにある」からなのかなと思います。 自分が受けた気持ちを一言伝えておこうと意を決して、 --大変、刺激になりました。 失礼します。 と声をおかけしたら、 --かしこまんなくっていいんだよ。 と、やさしく仰ってくださいました。 様々な肩書きを持っているはずなのに、ぜんぜん偉ぶっていないのです。 絵を見ただけでなく声を掛けてしまったことにも感動でじーんとしびれながら帰ってきました。

神社にて

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ガクアジサイ

絵画部 6月の合宿

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絵画部の合宿で、群馬県妙義山へ行ってきました。 今回の参加者はいつも13~5人は参加する絵画部の合宿としては少なめの8人。 車2台で、首都高「扇大橋」~外環道~関越道~上信越道「松井田妙義」。途中、関越道の高坂で休憩を挟んで、所要時間は約3時間弱というところ。 昼食は「 道の駅 みょうぎ 」で、山菜そばやうどんなどを食しました。うまかった! 午後は描画。 宿泊する宿の近くにある「 妙義ふるさと美術館 」では、偶然にも「妙義山を描く絵画展」の入賞作品が展示されていて、展示された作品を見てから制作に取りかかる部員もいました。 私とKさんは、美術館の敷地内で描き始めることにしました。 青空こそ見えないものの日は強く、熱かったのですが、適度に風がそよいで快適に描けたと思います。 強い日差しを浴びて目を細めながら描いていると、帽子は必要だなと、屋外で描く度に実感します。 キャンバスはF8。 大きいものを描くからといって大きい画面は必要ではないと北斎や広重は教えてくれているのですが、なかなか…。 最初の一枚はカメラ的に言うと広角で。 次の一枚は狭角で。 制作の後は、 「 ふれあいプラザ もみじの湯 」でひとっ風呂。 男湯からは、もみじの向こうに日暮れかかる妙義山が見えました。 紅葉の時期、晴れた日に来たらさぞかし鮮やかでしょうねえ。 ところがこの風景、女湯からは見えなかったそうです。入れ替え制で男性陣は運良くみれたのかも? 夕食の後は恒例の講評会。 お腹いっぱい酔いどれ気分で、作品の感想を言い合い、お互い翌日の制作の指針とすることができたのではないでしょうか。 翌日午前中は6時に起きて昨日とは違ったポイントを車で探して、コンビニの駐車場で良さそうな景観を見つけました。 車が走行する音やトラックがアイドリングする音や匂いで快適とは言えませんでしたが、妙義山と麓の田畑を一望できる場所でした。 広角気味に水彩。 どうも水彩にはまだ慣れない… 最後に妙義神社に立ち寄ってきました。 やはりこういうところに住んでいると、山岳信仰は当然に感じます。大きいものは畏れの対象。 山に抱かれていると感じます。 妙義山は、稜線が非常に動きがあって、角度によって、日の当たり方によって様々な表情を見せる魅力的な山でした。 私はあまり風景画を描いたことがなく、風景画を不得意に感じていたのですが、人物と同じく

平成21年天王祭

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6月6日と7日は、地元の素盞雄神社の祭り「天王祭」でした。 あっという間に終わってしまった感じがします。 体中が痛いです…