パリ旅行(終) アカデミー・グラン・ショミエール

アカデミー・グラン・ショミエール

デッサン教室「アカデミー・グラン・ショミエール(Académie de la Grande Chaumière)」は、モンパルナス地区のメトロの駅「Vavin」から徒歩3分。グラン・ショミエール通り(Rue de la Grande Chaumière)の中程にあります。

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かつては、マチスやザッキンが教え、ミロやフジタも通っていたとか。

せっかくパリで絵を描くなら、人物を描きたいと考えていのでぜひ行きたい場所でした。

特に事前予約することなく描かせてくれるのかちょっと不安ではありましたが、アカデミーにいた人に聞いてみるとその心配はないそうです。

私は2日間通ったのですが、1日目はスケッチ。

戸惑ったのはモデルさんのプロポーションです。

これまで日本人しか描いたことがなかった私にとって、(恐らく)パリジェンヌのモデルさんは顔が小さく手足が長く、私が抱いている人体のプロポーションからはちょっとずれていたため、なかなかうまく画面に配置することができませんでした。

2日目は油彩。

ここでは45分のポーズ、ずいぶん長く集中することが出来ました。

結局、2日目はスケジュール内で油彩スケッチを一枚描いたのですが、15分の残り時間が発生し、モデルさんのサービス?で下着で同じポーズをしてくれたので、おかげでもう一枚油彩スケッチをすることができました。

ところが、パリで買えると思っていたキャンバスクリップが手に入らなかったため、乾いていない画面のままビニール袋に入れてホテルに持ち帰ったおかげでかなり絵が損傷してしまいました。



帰国後、パリでの体験をなかなか消化できないまま、このブログの記事をちょっとずつ書き進め、

クロッキー会やデッサン会に参加しながら絵筆をすすめて約二ヶ月が立ちました。

その間、私がパリで得た教訓は

「もっと本気で描くこと」、「もっとちゃんとしたものを描くこと」、の2点なのかなと感じるようになりました。

具体的な変化としてはこれからの絵を見てもらうしかありません。

来年はこれらの経験を生かした絵を描けるよう、一層努力していきたいと思います。






コメント

Unknown さんの投稿…
古いのに、コメントしていいかどうかと、
キャンバスクリップの件ですが、以前パリでの写生旅行の時に、使ったのは、プラスチックの押しピンでした、
かさばらないので、1ケースほど持っていきましたが。最小限で四隅に押しとめて重ねると、クリップの
代わりにはなります。あとは、ひも、テープ、ゴムなど適当なもので固定すればと、時折、押さえつける
とずれることがありますが。私の場合、プラスチックピンのだるま状になってる部分の上部ををペンチで
折って短くして使いました、短いほうが安定するもので。以前は、両方に針のついた木製の押しピン状の
クリップ(キャンバス重ねツール)がありましたがね、そのパクリです。
ちなみに、キャンバスを日本サイズでもっていくなら、同じ枠に3,4枚重ねてもっていけば、描け終えば
はがして、乾いたところで丸めるなりして持ち帰らばいいかと、もちろん、ホッチキス、押しピンでとめ重
ねて持ち帰ることも。

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