パリ旅行 ルーヴル美術館4

ドゥノン翼の奥ではイギリスの風景画の巨匠達の作品が並んでいました。




手前がカンスタブル(John CONSTABLE)の「La Baie de Weymouth à l'approche de l'orage」。
奥がターナー(Joseph Mallord William TURNER)の「Paysage avec une rivière et une baie dans le lointain」。

カンスタブルの軽妙かつ重厚な筆跡。


カンスタブルの息遣いを感じるようです。



これらの絵の近くにあったゲインズバラ(Thomas GAINSBOROUGH)の「Lady Alston


額縁がちょっと変わっていました。
腕鎮と筆がパレットの穴から出ていますが、筆はすべて丸筆で毛先は糸で巻かれています。


絵画技術事典によれば、筆先が金属の口金でまとめられるようになったのは19世紀初めからだそうです。

「Lady Alston」のために作られたのかどうかは不明ですが、
当時の画家を表す属性が彫刻された額縁としてなかなか興味深いです。

(パリ旅行 ルーヴル美術館5に続く)

コメント

このブログの人気の投稿

パリ旅行 画材屋巡り

パリ旅行(終) アカデミー・グラン・ショミエール