クロッキー会(2011/12/23) 1・フライアイ

昨年12月23日に東京Rojueが主催のクロッキー会に参加してきました。
一昨年も東京Rojue主催の「マシンガンクロッキー」と題した1分間クロッキーを行う会に参加しましたが当時の私は、短時間の間に集中力を開放し対象から美的な描線を見出し発展させ油彩タブローにするという手法をとっていたため、その訓練として、1分クロッキーがとても役に立ちました。

しかし1年の間にクロッキーに対する私の考え方は代わり、今回は、タブローへ発展させるために対象から得た美的な印象をできるだけ多く描線で保存して持ち帰るということを目標にしました。

また、フライアイ、ムーヴィングという私が知らないやり方で描けるということを期待し、午前9時30分から午後8時30分時まで通して参加してきました。



まずは、フライアイという描き方。
このとき、モデルさんは20分間の固定ポーズですが、
5分ごとに描き手がモデルさんの周囲で場所を移し、別の角度から描くという手法です。

1回目 鉛筆(5分)。
この日はじめての描画なので線の動きがぎこちない感じがします。


2回目 鉛筆(5分)。


3回目 鉛筆(5分)。


4回目 鉛筆(5分)
1回目と同じ場所にもどり、変化をみます。
最初より背中のボリュームと左足の立体感がでてるかな?


男性モデルさんでのフライアイ。
1回目 コンテ黒(5分)


2回目 コンテ黒(5分)


3回目 コンテ黒(5分)


4回目 コンテ黒(5分)

こちらはあまり変化はない…かな?

通常は一箇所からモデルを観察するため、極端に言うと写真を見た時のように表面的な観察をもとに描画しがちですが、場所を変えて別の角度から対象を観察することでより立体的に、奥行きや量感を意識してモデルを描くことができるのではないでしょうか。

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